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神棚(内祭)について かなり詳しく書いてありますが、実際に行う場合にはもっと簡素化されているのが現状です。基本形式としてまとめてあります。個人の方がご家庭で参拝するのに必要十分すぎるぐらいの内容だと思います。 大きく分けるポイントとして、 1.神棚ってどうしてあるのか? 2.どうやって祀るのか? 3.しなければならない必要な事は何? の三本立てで解説してあります。 前にも書きましたが、実際問題として形式的なことよりも簡素化されているのが実情だと思います。 必要最低限の事柄を知っておくと何かといいと思います 1.神棚の位置は間違えないでください 2.米・酒(水)・塩は必ずお供えしてください 3.二拝二拍手一拝はしてください 二拝二拍手一拝 作法だとか学術的なことだとかでは頭になかなかはいりませんし、それほど必要なことでもありません。 要するにこういうことです。 二拝(二回お辞儀)をして神様に挨拶をします。 二拍手(パン♪パン♪と手を叩き)して神様を呼びます。 そしてお願い事などを伝えます。 最後に一拝(一回お辞儀)をして、ありがとうございました、という気持ちを伝えます。 それだけです。気持ちの問題です。 [まとめのまとめ]
神棚について(内祭)家庭の神様 家庭の中には、さまざまな神様と同時に、家のご先祖もまつられています。 そこで、家の中には、いったいそんな神様がまつられているのか、また、神様とご先祖様はどんな関係があるのか、簡単に説明してみましょう。 まず、古来、家庭の中にはどんな神様がまつられてきたか、考えてみますと、毎年お正月にだけおまつりする歳神様、農家や商家などでとくにおまつりする大黒様、恵比寿様、台所におかま様、井戸に井戸様、お便所に厠(かわや)様など、あげてみればきりがありません。古い農家などでは、これらすべての神々を祀っている場合もあります。 ただ、これらの神様は、特別に神殿を設けず、お神札を直接柱にはったり、井戸そのものにお供えしたりしておまつりする場合が多く、神殿とはいえないことがあります。もちろん、立派な神殿にまつられている場合も少なくありません。 一般に神殿と呼ばれるのは、伊勢神宮のお神札(神宮大麻)や氏神様のお札をまつる神殿のことで、神殿といえばたいていこの棚のことをいい、伊勢神宮の御璽をまつるところから大神宮ともいいます。 この神殿には、最も身近な氏神様、産土(うぶすな)神様もあわせて祀り、それぞれの家庭が信仰している神社のお神札なども祀ります。こうして、家族一同の安泰を祈るのです。 ところで、なぜ、神殿に伊勢神宮のお神札が必ずまつられているかといいますと、私達の住むこの日本は、この天照大御神(あまてらすおおみかみ)の新徳によって秩序づけられて、発展してきた国だからであります。しかも、これらのことが単なる神話ではなく、実際の生活の中に今も生きているからであります。 皇室でのおまつりも、伊勢神宮のおまつりも今日まで絶えたことがありません。加えて、中世以来の伊勢神宮に所属した御師(神宮に参拝する人々の案内や宿泊の世話、お祓い、お神札配りなどを職とした)の活躍はめざましいものがあり、全国いたるところで足を運び、神宮大麻を配って歩いた努力も見逃すことはできません。 こうした事から、神殿を祀る家庭では、天照大御神にまず、祈りをささげるという信仰が生まれ、今日でもそれが受け継がれているということは、素晴らしいことといわざるをえません。 これに加えて、どこの家庭でも必ず祀っているのがご先祖様です。 ほとんどの家では、江戸時代の檀家制度のなごりで、宗旨の違いはあるにしても仏壇で祀っています。あるいは神式で、御霊舎に祀っています。 ご先祖様は、仏式では仏様、神式では神様と呼び、祀る形式こそ違いますが、要は、ご先祖様を祀ることには変わりがありません。このご先祖様の御霊と神社や神殿に祀る神々との関係は、普通、こんな風に説明されています。亡くなった人の供養や慰霊の祭は33回忌(仏式)30年祭あるいは50年祭(神式)を最後とする場合がほとんどで、これを「まつりあげ」と読んでいます。 長い年月がたつと、ご先祖は鎮守の森に帰られるとも、高い山に居られるとも地方によっては、神々の信仰がありますが、いずれにしても末永く私達を御守護下さると信じられています。家庭の中に祀られる神様やご先祖様の関係は、こうした日本古来の考え方から生まれ、受け継がれていることがおわかりいただけたと思います。 ![]() 内祭用神殿のまつり方 神殿は、清らかで明るく、静かな高いところでお祀りします。 さて、それでは神殿は何処に設けたらよいのでしょうか。 その際、最も重んじなければならないのは、清浄ということです。 清らかで、明るく静かな高い所が、そのためには最もよいでしょう。また、家庭の人々が親しみやすく、お供え物をしたり、拝むのに都合のよい場所というのも条件に入ってきます。 神殿の方向は、南、あるいは東向きがよく、大きさは適宜です。 二階のある家では、神殿の上を頻繁に人が歩くところは、避けなければなりません。 ![]() 神殿の舗設(ほせつ)と、注連縄(しめなわ)、榊(さかき)、その他 神殿を祀る場所が決まりましたら、そこに棚を作ります。鴨居などを利用するのが一番よいでしょう。 棚の中央に神殿をすえ、左右にお榊や燈明具を立て正面に注連縄を張ります。 神殿は、お正月に近づく頃にたつ歳市や神具店で求められます。いろいろな形のものがありますが、神棚の広さ、大きさによって、適当なものを選んで下さい。 注連縄は、普通、稲藁で左綯(ひだりない)にしたものを用います。 これは神聖なる場所を示す標示で、四垂(よたれ)あるいは八垂(やたれ)の紙垂(しで)をつけます。 紙垂は、自分で作ってもよいのですが、氏神様に行けば、すぐいただけます。しかし、場合によって略してもかまいません。 お榊は、常に生々と、みずみずしいものでなければなりません。 榊(さかき)は、栄える木との意味で、地方によっては、樫、松、杉、樅(もみ)なども用います。常緑樹であることが大切なのです。 これは、榊立てに入れて供えます。 燈明具は、ロウソク立て、陶器、真鍮製のもの、電燈式のものと、種類がたくさんあります。 その他、お供えをするための三方(お供えをのせる台)・瓶子(へいし)・皿なども、適宜用意する必要があります。 [注連縄の向き]牛蒡注連(ごぼうじめ)
神座について(お神札の納め方) 神殿の準備が整ったところで、次に、どのように神様を祀ったらよいかを考えてみましょう。 本来であれば、神様がお鎮りになる御霊代(みたましろ)をその中に納めます。 御霊代には一般に御弊(ごへい)や鏡を用います。しかし、神殿の場合はお神札でこれに代えています。 神座の順位は、中央を最上位とし、次がむかって右となります。 したがって、三殿造や大きい神殿では、中央を伊勢の神宮大麻とし、むかって右に氏神様のお神札、むかって左にその他の信仰する神社のお神札を納めます。 神殿が小さい場合には、神宮大麻を一番手前に、氏神様をその他、各地の神社参拝の折にいただいた、お神札については、適宜、神殿が乱雑にならないよう、気を配って納めてください。
![]() お供え物と、器、供え方など 神様にお供えするものを神饌(しんせん)といいます。 神饌は、毎日お供えするのが原則です。毎日お供えするものは、お米(洗い米・御飯)・塩・水の三品です。 少しずつ白い小皿に盛り、水は水器にいれて供えます。神具店で、専用のものを手に入れるとよいでしょう。 お供えは、そのまま神殿の上に供えてもよいのですが、正式には三方(さんぽう)や折敷(おしき)に載せます。 お正月や、毎月一日・十五日あるいは家族の記念日などにはいつもよりたくさんの、供えものをした方がよいでしょう。 季節のものや、その折々の御馳走なども、ぜひお供えしたいものです。 そうした折の神饌の準備ですが、米・酒・塩・水の基本的なもののほかに海川山野の種々なものを用意いたします。お供えの順は、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水とし、神座の順と同様に、中央からむかって右、次に左と順々に並べてください。狭い神殿では合せ盛りにして供えても結構です。おさがりは、家族みんなで少しずついただいたらよいでしょう。 神殿を拝する作法・二拝二拍手一拝 神拝の作法は、神社にお参りするときと同じです。 二拝二拍手一拝(にはいにはくしゅいっぱい)というのが基本で、まず神前に進んで軽く頭を下げてから二拝(深くお辞儀をする)し、次に拍手を二度、次に一拝します。 神前を退く時には、また軽く頭を下げます。お参りの作法は以上の通りですが、この時、祓詞(はらえことば)・神殿排詞(しんでんはいし)などを奏上できれば、なおよろしいでしょう。 参考のために簡単なものを載せておきます。(下記参照) 一家の主人(または主婦)が、毎朝顔を洗い、口をゆすいで、心身ともに清めた後で、お供物をした後で、おごそかに拝するのがよろしいでしょう。お正月、ご祝儀、七五三などの時には、家族全員が揃って、お参りします。特に、お祝いの本人を中心として、お参りしてください。祓詞・神殿拝詞は、ゆっくりと丁寧に奏上いたします。祓詞は、心身を清める詞ですからどんな場合に称えてもかまいません。神殿の前では、祓詞・神殿拝詞の順に奏上します。
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![]() ![]() お神札について 年末になりますと、神社から新しいお神札が配られます。伊勢の神宮のお神札(神宮大麻)と氏神様のお神札です。受けたお神札はふつう床の間にしばらく置き、家中の大掃除をして、神殿も綺麗にしてから納めます。 古いお神札は、神社の古札納所へ納めます。 この古いお神札は、一般にお正月のお飾りなどとともに、清らかな火で焼きあげられます。 この行事は、地方により「どんど焼き」とか「左義長」といわれ、民間行事として有名になっているものもあります。 ではどうして、毎年お神札やお守りを新しくするのでしょうか?。 このことは、お正月に神様が、家々を訪れるという信仰に関係があります。 毎年、神様を迎えるにあたり、門松を立て、地方ではお正月棚を飾ります。門松は、松と竹を中心に青々と綺麗に飾ります。お正月棚を吊るところは、もう少なくなってしまいましたが、座敷の中央に恵方から歳神様が、やってこられるというからです。 お正月棚には、真っ白い御弊、真新しい注連縄を張り、鏡餅やいろいろなお供えがなされます。 神様をもてなすのですから、やはり綺麗で清々しくなくてはなりません。新しいものなら、なお結構です。 私たちは新しいもの、若々しいもの、明るいものを古来尊重してきました。 これらのものに宿る生命の息吹を感じ、躍動する精気を尊び大切にしてきたのです。 しかし、一般の家庭の神殿や神社の社殿を毎年新しくすることは不可能といえます。 ですから、できるだけ新しい清々しく保とうとします。生命が枯れないように努力します。 伊勢の神宮では式年遷宮(しきねんせんぐう)といって、20年毎に社殿の神様の御装束・神宝など一切のものを新しくするという祭儀があり、もう1300年もの間続いています。こうした20年毎の制度が生まれて、この一大祭儀が長い間たくさんの人々の努力によって守り続けられてきたのは、常に若い生き生きとした、生命の輝きを最も大事なものとしてきた結果でしょう。 古くなり、色あせてしまうから20年毎に新しくし、生命のよみがえりを信じていってきたのです。 当然のことながら、建物が新しくなれば、神様の力もよみがえります。毎年、私たちの家庭でも、同じことを繰り返しているわけです。 神殿を清め、新しいお神札をおまつりすることによって、神様の力がよみがえり、そのおかげで家族みんなが、はつらつとして生きる力に満ちてくるのです。もちろん、そこには、お正月に神様が訪れるという信仰が生きてきているのです。 ![]() ![]()
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